船員インタビュー

甲板部
二等航海士

外航と比較して、船での作業が好きな人には向いていると思います。本当に船に乗っているなという感じがするので。

Profile

2019年 外航タンカー(新卒入社)からの転職
趣味:ドライブ

前職は新卒で入社した外航タンカー

どういった経緯で共栄マリンに入社しましたか?
前の会社を辞めた後、知人からの紹介で、今共栄マリン航海士・DPOを募集しているから電話してみればと言われたので、暇だし電話してみようかなと(笑)。で電話して、入社しました。

大学卒業後、前の会社は新卒入社した外航タンカーですよね。
2年ぐらい在籍していました。乗船自体は13か月とかそういうもんですね。三等航海士をやっていました。

何故外航タンカーを退職したんですか。
乗船が長かったんです。次の乗船も長期で乗ってくれと言われて、気が重くなりました。そもそも、なんで外航に行ったんだという話になるんですけど(苦笑)。
それで長期乗船よりは、短いサイクルで下船ができる会社がいいなと。また外航は定期航路なんで、交代者の手配がつかない場合など乗船が1ヶ月半や2ヶ月延びることもあるんですよね。家族や友人に予定を伝えるのも難しくて。

入社前と入社後の印象は、船によって作業内容が違う

入社前と入社後の印象でギャップはありましたか?
どっちかというと、建設会社みたいな作業が多いと聞いていたので。海洋土木的な。
船によって差があるというのは新日丸乗ってから気づいたんですけど。まあ、そんなに…入社前に言われたのとはそんな違わないかなと。
ただ、船によって違うんですよね、ほんとに。新潮丸(リグへのサプライやドリル調査等が多い船舶)に乗ってから新日丸(ロボットを使った海洋調査が多い船舶)に来たら、違う会社なんじゃないかというぐらい仕事も違うし、雰囲気も違いますし。例えば新日丸は少人数なので、船内一体となり家族感を感じてやりやすいです。雰囲気いいです。
新潮丸はさっぱりしていてやりやすいです。具体的には大きくはプライベートに干渉してこない感覚なので、それはそれでやりやすいんですよね。

700トンクラスのみんなでやっていこうとする作業船…海洋土木的なところと、2000t以上の調査船と、船長・それぞれの長が作る雰囲気によっても違いますよね。

印象に残った仕事はリグへの物資補給。映画のワンシーンのような迫力

入社して、印象に残った仕事はありましたか?
去年、リグへのサプライ(物資供給)をした仕事が面白かったですね。その時DPSを使いました。私洋画とか結構好きなんですよ。リグへ向かう時が、アメリカのアクション映画っぽくて(笑)。荒れている中で、コンテナ積み下ろしして。私はおもしろかったです。

DPS(ダイナミック・ポジショニング・システム)講習を受講し、操作してみて

今度STANFORD HOBBYで二航士となりますが、DPSを実際に使ってみてどうでしたか?
シンガポールの講習では、教室に機械しかないじゃないですか。ぶっちゃけゲームみたいな感じなんですけど、実際船でやるとちょっと強く動かす操作をするとスラスターの音が大きくなったりとか、振動が出たりとか、実際にやってみなきゃわからないなというのはありましたね。実際風みたりとか潮みたりとか、実際にやらせてもらって難しいと思いましたね。

会社として航海士がDPSを航海計器の一つとして扱ってもらえたらと考えているんだけど、操作してみて意見はありますか。
ひたすらやるしかない…慣れるしかないんじゃないですかね。私もですけど。特別なものと知っているから、考えてしまうけどレーダー等と一緒に航海士がやるものだよ、という感じにすれば。航海士でもレーダー苦手だから触らないという人いないじゃないですか(笑)。
それと同じように、特別なものにしないでみんな触れるようにすれば自然とできるようになると思いますけどね。
ただ、操作自体はだれでもできるようになると思うんですけど、メンテナンスですよね(苦笑)。メンテナンスの体制がまだ十分ではないと感じ、ちょっとそこが気になりました。

Zペラを操作してみて

Zペラの操船はやりましたか。
はい。私は舵輪のほうが面白いと思いますけど…。Zペラも面白いと思うんですけど、船のサイズもありますので、くるくる回るというのが…。
新潮丸の船員に聞いたら、Zペラの操船時イメージと逆に曲がるから最初戸惑うというのは聞いたんですけど、別に。ダイヤルにプロペラのマークが書いてあるから。慣れちゃえばこっちのほうが操船しやすいですね。Zペラだからどうってことはなかったですね。

面白さは感じてきてるのかな。離着桟するわけじゃないけど、感覚的にもっと面白くなるかもしれないですね。
普通の舵輪だと…。車みたいに右を切ったらオモテから右に回っていうイメージの人が多いと思うので、最初にZペラ乗せたほうが、船の動きのイメージがつきやすいと思うんですよね。

船内の余暇・食事

停泊中はなにをやっていますか。
私は筋トレしたり、散歩したり、ラーメン食いに行ったり。
昨日なんか、チョッサーが飯食いにいくぞと声をかけてくれました。三等航海士と一緒に飯食いに行って。楽しいです。釣りをやる人も多いんですけど、やらないですね。強制されることはないので。誰かが魚を釣ると、たまに司厨部のホワイトボードに紹介が書かれてあります。

食事はどうですか。
司厨長次第というところもありますね。
ただ、司厨長の食事がおいしいと逆においしくて太っちゃう…。ほどほどに自己管理をしなければ。

休暇時はドライブ。全国を運転するのが好き

陸上休暇時はなにをしていますか。
休暇中はドライブ。車にずっと乗っています。車が好きです。
以前のような長期乗船だと、バイクや車を買っても乗らない期間が長いですが、今は以前と比べて乗船が短くなったので。車でなら、どこでも行けます。コンパクトカーです。
もう一人運転が好きな友達がいるので、休暇が合えば一緒に日本をぐるぐると。休暇が合わなかったら一人で行きますけど。九州とか行ったり、北海道とか行ったりしています。

現場作業があるので、作業を覚え船乗りらしい技術が身につく

この会社でアピールできるポイントはありますか。
良くも悪くも現場作業メインですよね。外航船なんかだと書類メインだったり、特にタンカーとかだと、SIREとかタンカー専門の検船っていう…普通の検船もあるんですけど。書類とか、実際のペーパーワークがメインだったりするんです。
作業好きな人にはいいと思います。本当に船に乗っているなという感じがするので。やっぱり、実際の作業ができなきゃ意味ないみたいなことが多いので。そういった意味だと、作業は覚えるし、技術もつくから、いいんじゃないかなと思います。