船員インタビュー

甲板部
船長

若い子が多くお互いに切磋琢磨して、仕事しやすいような雰囲気を作ろうと思ってやっています。

Profile

2007年 中途入社、漁船からの転職

職務・年齢を教えてください。

46歳、船長です。

転職のきっかけは?転職してどのぐらいになりますか?

8年ぐらいになりますね。漁船が減船、捕獲量の制限が減って、もう先行きが…見通しが悪いということで休暇中海運局に行ったところ、一番最初に共栄マリンがあったんで、履歴書を出しました。一番最初に返事が来たのが共栄マリンだったので即決しました。

転職前は漁船と言いましたけど、具体的にはどんな船に乗っていましたか?

遠洋のはえ縄漁船ですね。

転職する時に、未経験のことなんですけど、不安はありましたか?

いや…別に、不安は無かったですけど。とりあえずサルベージ関係はまわりに何人か知っている人はいるし、義理の兄貴もタグボートに乗ってるくらいなので。話は色々聞いてはいたんで、サルベージ船に関しては、全然不安はなかったですね。

前の船と比べて特徴的なことは?

まずは航海期間が短いということと、待機期間がありますよね。漁船の場合は航海期間が8ヶ月~1年半ですね。で、帰って来て初めて休暇、50日休暇です。

本船の場合は?
3~4ヶ月乗船に1ヶ月休暇ですよね。本船に乗船してからは2ヶ月乗船に1ヶ月休暇の
システムになっていますけど。

実際に港に入る期間はどのぐらいですか?
本船は、航海期間は長くて15日程度ですかね、現在のところは。停泊は、2泊3日か1泊2日が主ですね。仕事によって、異なることになるのでしょうが。

船内の雰囲気はどうですか?

いや、全然問題ないと思いますね。若い子が多いのでお互いに切磋琢磨してくれればいいなという感じで、仕事をしやすいような雰囲気を作ろうと思ってやっていますので、全然今のところは問題ないと思いますね。いい雰囲気でやっていますよ。

既存船のところからですけれど、その時の雰囲気はどうでしたか?
私が乗っていた時は、悪いということはなかったですね。元々同世代ばかりと一緒に乗っているので。

年齢層は入った時と比べると若返った?
ああ、若いですね。

それは船の雰囲気にどんな影響があります?
今、世代交代しているじゃないですか。自分たちが使われた側だったのが、今使う側になっているじゃないですか。こう言っちゃ悪いですけど、前任者の悪い所は見習わない人はけっこういます。で、若い子を育てようと思っている乗組員は結構いるので、頭ごなしに何かしろという雰気ではないですね。きちんと教えてから、できなければ注意するという感じの人が多いような気がしますね。なので、若い子たちも嫌がることはないと思います。

船内の食事はどうですか?

ああ、全然いいですよ。ハズレはないですね。この会社の司厨長さんは。私はそう思っていますけどね。

船内および陸上での休暇は充分にとれていますか?

はい。元々海の上にいたいタイプなんで、全然充分ですね。

今度入ってくる人たちにとって、パソコンでどのくらいのことをやれれば充分と思いますか?

エクセル・ワードが出来て、書類整理ができれば。

関数とか使いますか?
いやー。でも、数式が出来上がっていますからね。それに数字入れるだけなので。そんなに難しいことはないと思います。

数式はどの程度まで使っています?
if、sum、結構私は使っていますけどね。また、出来るイコール早いじゃないんです。時間かかっても出来れば問題ないんです。時間かかってそれがダメだろうと思う子が多いんで、そうじゃないんです。ちゃんと書類作ってくれれば、それで問題ないんです。

だんだん慣れてくれればね。
はい。慣れればスピードなんか全然上がりますからね。私も出来ない所から始めてますから。

休暇中はどのように過ごしていますか?

アウトドア。あとは自分、子供いないので甥っ子と遊んでいる時間が多いですかね。スノボ行ったりゴルフ行ったり。ゴルフは100切るぐらいですよ(笑)。

船内でお酒を飲む事はありますか?

本船はノンアルコール船です。

ミーティングは乗組員だけ?

いえ、私と、各部門のチーフですね。あらゆるパーティーチーフが集まって。ドリルチームですとか。5人ぐらい集まって。

英語で?
はい、今回の仕事はAll Englishです(笑)。ミーティングして、今日の作業の内容を伝えますね。あと、お昼ごはんとかその前後に、夕ごはんぐらいにDP(ダイナミックポジショニング)操船を変わってあげて休ませてあげたりとか。休憩タイムをあげたりしていますね。

入港時、乗組員全員が集まることはありますか?
入港中は毎朝8時からミーティングしていますよ。それは毎日やっています。

転職してよかったですか?

俺はよかったです。なかなか楽しい仕事、興味深い仕事が結構あるので。

どういう所が興味深い?
私は地底調査とか、調査関係は…ROVで海底の状況を見れたり(※水中に潜ったロボットに搭載されたカメラの画像をブリッジ等で見ることが出来ます。)とかすごく興味ありますね。チムニー(※海底から噴出する金属が析出・沈殿して出来る構造物)見たりとか、ドリリングしているところを見たりとか。

今まででこれは面白かったなという仕事はありますか?

やっぱり海底調査でチムニー見たときですよね。

それはROVの画像を?
はい。モニターで見たときに、「えーっ、海の中に海が出来てるんだー!」みたいな。そういう現象を見たときには、やっぱり面白い。

それに比べるとAUVはなかなか画像が無いかもしれないですね。
画像ないですねー。でもね、こういうデータが取れると教えてもらうとびっくりしますね。ああ、こういうのが取れるんだという。ちょっと、最初は感動しましたね。すげえなと思いましたね。

そこらへんは色々違うから面白いんでしょうね。
そうですね。

特殊機器、DPの面白みはありますか?

自由自在に、5センチ単位、10センチ単位で動けることですよ。船ってこういう動きするんだという。プロペラだってこういう回り方するんだという。そこに関心を持つか持たないかの違いであって、私はそういう所に関心もったので、面白れえなと思いましたけど(笑)。

DPの動き方を見て、こういうふうに制御しているんだということに興味を持つんですか?つまり船のスラスターの向きや強弱、Zペラが出力方向がどのようになって、船舶を定点保持―安定させているんだという所に興味を持つわけですか?
そうですね。それで最近は若い子にもこうすると船はピタッと停まっているよというのを教えられる。

なるほどね。
上の者が下の者に教える立場にとっては、すごく役に立つ。DP使わなくて普通に自動操舵…普通に操船最中でもそういうふうにしたら船は停まれるんだよ、こういう風にしたらこう回るんだよということはすごく教えやすくなります。

それはDPの動きを見て学んだのですか?風受けてるときはこんな形でと?
はい。

共栄マリンが積極的に伝えた方が良いという点はありますか?

サルベージはやはりきついですね。

サルベージできついということは、どういう感じできつい?
待機中はいつスタンバイがかかるかわからないじゃないですか。出なさいと言われたらすぐ出なきゃならない。そういう所とか、あとはある程度時化た海況でも走って行って、出来るか出来ないか判断する。まずは出て行って現場行ってという感じじゃないですか。多分肉体的よりも精神的のほうが結構大きいかと思いますね。サルベージは。はい。考えることがいっぱいですもん。
ただ行って曳航索をつなぐという訳ではないんでね。

調査だとね、想定されているからある程度こういうふうにしてこうするよ、ついては船はこうしてね、という話ですけれどサルベージはある程度自分たちで組み立てる必要がありますしね。海況も同じで決してないですしね。

今は新しい仕事・大きな仕事で関わる規模がどんどん大きくなっていっています。その中で大きなトラブルがないように会社もサポートしていきたいと思ってますし、会社でこの点はサポート不足なんじゃない?という点があったら、教えてくださいね。

今の所ないですね。